接骨院や整骨院、医療機関などに普及しているレセコンは、治療院やクリニックなどの会計業務をする上で、もはやなくてはならない存在です。
しかし、値段が高いものなので慎重に選びたいところ。
そこでこの記事では、接骨院や整骨院、柔道整復師向けのレセコン5つを比較しながら、レセコンの選び方について解説します。
レセコン選びで迷ったときの参考にしてみてください。
レセコンとは？
「レセコン」とは、レセプトを作成するコンピューターのこと。
レセコンは接骨院や整骨院だけではなく、医療機関などの経理業務で一般的に使われています。
レセプトとは領収書のことですが、ここでは主に診療報酬明細書のことを指します。
保険診療を行った際に患者さんが支払うのは一部のみで、それ以外は健康保険組合などから診療報酬という形で支払われます。
この診療報酬を受け取るには、レセプトの作成と提出が必須です。
提出したレセプトは審査され、承認されると診療報酬として振り込まれる仕組みになっているため、ミスなく正確なレセプトを作成することがとても重要。
その面倒な作業を効率よく正確にするために必要なものがレセコンなのです。
接骨院・整骨院必見！レセコンの選び方について
接骨院や整骨院では、接骨院や整骨院向けのレセコンを選ぶことが重要です。
電子カルテへの接続と機能性、使いやすさをチェックするのが、選び方のポイントです。
電子カルテを使う場合、機種によって接続できるレセコンが決まってくるため、どの電子カルテを使うのかを先に決めると良いでしょう。
また、レセコンはレセプト請求をするためだけのものでなく、受付業務や会計業務などの効率化を図るとともに、正確に管理する役割もあります。
接骨院や整骨院の場合、保険診療と自由診療の両方を行っていることが多いので、必要になる機能は治療院によっても異なります。
具体的な施術メニューを想定し、使いやすいレセコンを選ぶようにしましょう。
接骨院・整骨院・柔道整復師向けレセコン比較
接骨院や整骨院、柔道整復師の方向けのレセコンの代表的なものを5つご紹介しますので、比較しながら検討してみてください。
柔道整復師が行う施術には保険適用のものと保険適用外のものがあり、保険適用分に関しては受領委任払いが一般的なため、療養費を受け取るためにはレセプトの提出が必要です。
レセプトの不備やミスによる返戻を避けるためにも、レセコン選びは重要です。
使いやすさ、機能、料金などをじっくり比較し、最適なレセコンを選びましょう。
三四郎くん
「三四郎くん」は、創業40年になる接骨院や整骨院向けのレセコンです。
この業界でのシェアは圧倒的で、全国で1万件以上の導入実績があります。
電話やリモートによるサポートだけでなく、全国に営業所があるためトラブル発生時には直接訪問してくれることも。対応が早いのは安心ですね。
HONET
「HONET（ホネット）」の特徴は、インターネット対応で自動更新されるというところ。
レンタル制なので初期費用を抑えられるのも特徴的です。
さらに便利なPRO版や便利なオプションもあり、必要に応じて選ぶことができます。
電話やオンラインでのサポートも充実しているので、トラブル時も安心です。
メディカルク
「メディカルク」は創業30年で導入実績は3000件以上。
自社開発のシステムなので、制度の改正や料金の改定などにも素早く対応できるのが特徴です。
定期的なセミナー開催や勉強会なども開催しており、経営のサポートも行っています。
また、クラウド版もあるため、クラウド上にデータを保存することで、複数院の管理や運営も可能です。
BOOSTER
「BOOSTER」も全国で4000件もの導入実績があるレセコンです。
直感的な操作で簡単に入力作業ができるだけでなく、ミス防止機能や顧客管理とカルテを連動させるなどの便利な機能もあります。
また、顧客分析機能があり、専任のスタッフから集客やマーケティングなどのアドバイスを受けることもできます。
電話やリモートでのサポートに加え、訪問でのサポート体制が整っています。
NOAH
「NOAH」は初期費用が11,000円からという業界でも最安値で導入可能な、個人請求専用のレセコンです。
基本機能は必要なものだけ。
あとはオプションで選ぶシステムにすることで費用を抑えた、月額の利用料も低価格のレセコンです。
接骨院や整骨院の開業時は準備するものが沢山
接骨院や整骨院を開業するときには、レセコン選び以外にも準備するものが沢山あります。
最初にコンセプトやターゲットを決め、物件を選び、内装や外装の工事をします。
それと並行して開業に必要な手続きの準備や、施術メニューに合わせた機器の準備も必要です。
また、ベッドやマクラ、バスタオルやカーテンなど施術まわりで必要となる備品や、机やイス、ソファーやスリッパなどの受付や待合室の備品、パソコンやコピー機、電話や空気清浄機などの電化製品、他にも事務用品や掃除用品、広告するためのチラシなど、開業時には沢山のものを準備する必要があります。
直前になって慌てないためにも、一覧表などを作りチェックするようにしましょう。
接骨院や整骨院を開業するならホームページの用意は必須！
接骨院や整骨院を開業する場合に忘れてはいけないのが、ホームページを用意することです。
ホームページは集客に欠かせないツールなので、開業するなら必須と思っておきましょう。
ホームページを作ったからといってすぐに集客できるようにはなりませんが、ホームページを整えておくことで、インターネットで検索した人に見つけてもらえるようになります。
少し時間がかかることも踏まえ、早めに作成することが大切です。
SNSなどもうまく活用しながら、集客に困らない接骨院、整骨院を目指しましょう。
まとめ：接骨院・整骨院・柔道整復師向けレセコン比較5選！レセコンはどう選ぶ？
柔道整復師として接骨院や整骨院を開業する場合、手続きなども沢山ありますが、準備するものも沢山あります。
今回は、その中でも特に重要な5種類のレセコンをご紹介しました。
どのレセコンも高機能で使いやすく、サポートもしっかりしているので、迷う方も多いことでしょう。
レセコンを選ぶときは、機能性や使いやすさ、サポートや金額などを比較しながらじっくり選ぶことが大切です。
使う電子カルテの種類によってある程度絞られるようなので、最初にチェックすると良いですね。
また、接骨院や整骨院の開業に必須のホームページの用意も忘れずに。
早めにホームページの準備もするようにしましょう。
