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整骨院の起業にチョット待った!起業前に知るべき必須事項!

整骨院の起業をスムーズに進めるためには、あらかじめ起業に必要なことや、やるべきことをきちんと把握しておくことが大切です。
やみくもに始めてしまうと抜けや漏れが生じやすく、効率が悪くなるので注意しましょう。
ここでは、整骨院の起業を決めてから開業するまでに必要な知識や手続き、大まかな流れについてご紹介します。

目次

整骨院の店舗数はどれぐらい?

厚生労働省の「平成30年衛生行政報告例」によると、平成30年の「柔道整復の施術所」の数は50,077か所となっています。
平成20年からの推移を見ると、整骨院や接骨院などの施術所の数は増加傾向にあり、競争も激化しています。
このような状況の中で成功するためには、他院との差別化を図り、集客につなげていくことが必要です。
整骨院を起業する際は、このことを念頭に置いて準備を進めましょう。

整骨院を起業するのに必要な資格は?

整骨院を起業するには、「柔道整復師」の国家資格が必要です。
柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫などの怪我に対して、整復や固定などによって治療を行います。
以前は柔道整復師の資格のみで整骨院の起業が可能でしたが、現在は「施術管理者」の要件を満たす必要があるため注意しましょう。

施術管理者の要件を満たすかも要チェック

平成30年4月から、柔道整復療養費の受領委任を取り扱う「施術管理者」の届け出の際に、以下の要件が必要となりました。
既に施術管理者であっても、平成30年4月以降に新たに届け出をし直す場合などは必要です。
整骨院を起業するためには必須事項となるので、確認しておきましょう。

1.実務経験

資格取得後の実務経験が必要となり、実務経験の期間は届出期間によって異なります。
届け出の際は、実務経験証明書を提出します。

2.研修の受講

(公財)柔道整復研修試験財団による16時間以上2日間程度の研修を受講し、施術管理者研修修了証を受け取ります。
証明書は届け出に必要です。

整骨院を起業するまでの流れ

整骨院を起業するまでの大まかな流れをつかんでおきましょう。

■整骨院のコンセプトを決める

最初にどのような整骨院にしたいのか、具体的なコンセプトを考えましょう。
メインとなる施術メニューやターゲット層、立地、整骨院のイメージなどを考えることで、起業の方向性が明確になります。

■資金計画・調達

物件の初期費用や工事費、設備機器の費用、家賃、人件費、宣伝広告費、ランニングコストなど、整骨院の起業に必要な資金を概算し、資金計画を立てます。
これを目安に、資金を調達します。

■開業エリアと物件の選定

整骨院を起業するためのエリアと物件を選定します。
コンセプトやターゲット層に応じた立地かどうか、周囲に同業施設がどのくらいあるのかなど、事前にしっかりとリサーチしておきましょう。

■外装・内装工事

コンセプトを元にどのような雰囲気の外装・内装にしたいのか、プランを練ります。
整骨院の外装・内装は集客につながる大切なポイントなので、お客様の居心地の良さや印象を重視して考えることが大切です。

■設備機器・備品の準備

整骨院で使用する設備機器や備品は、余裕を持って早めに準備しておいたほうが良いでしょう。
とくに設備機器類はどの位置にどのように設置するかなど、室内のレイアウトにも関係してくるため、早い段階で決定しておく必要があります。

■スタッフ求人・採用・教育

スタッフの求人掲載は、採用したい時期の2~3ヶ月前には行いましょう。
スタッフが決まらない、教育にかける時間が足りないということにならないよう、余裕を持って準備することが大切です。

■広告・宣伝

集客のためには、ホームページやWeb広告、チラシ、看板などを用いた広告・宣伝が必須です。
まずはチラシや広告で整骨院の存在を知ってもらい、ホームページでより詳しい情報を提供することで、集客につながりやすくなります。

■各種届け出書類の提出

整骨院の起業では、次の届け出を出す必要があります。

・施術所開設届
・受領委任取扱いに関する申請
・共済番号、防衛省番号の取得
・税務署への届出
・労災保険指定の申請

整骨院を起業するための資金をどう調達するか

整骨院を起業するためにかかる資金の相場は、1000万円ほど。
起業に向けて資金を貯めると同時に、融資や援助も視野に入れ、資金調達の計画を立てることが重要です。
具体的に何にどのくらいの資金が必要なのかを書き出し試算しましょう。
融資を受けるには、総額に対する自己資金割合が関係してくるため、あらかじめ確認しておく必要があります。

整骨院起業時の資金調達先

整骨院を起業するための資金の調達先は、主に次の3つ。

1.日本政策金融公庫

整骨院の起業でもっとも多い資金の調達先が、日本政策金融公庫です。
「新創業融資制度」を利用すると、金利が安い、担保や保証人が必要ない、返済期間が長いなどのメリットがあります。
ただしこの制度を利用するには、融資額の1割以上の自己資金が必要とされていますが、実際の融資額の上限は、自己資金の3~4倍程度が多いようです。

2.銀行・信用金庫

過去の実績によっては高額な融資を受けられる可能性もありますが、日本政策金融公庫とくらべると審査が厳しくなります。

3.親族の援助

贈与と借入がありますが、贈与が一定の額を超えると贈与税がかかるので注意しましょう。

どのような整骨院が起業で成功しているのか?

整骨院の起業で成功するためのポイントは次の3つ。

●集客に力を入れる

新規顧客の獲得に加えて、リピーターにつなげるための集客戦略を練りましょう。

●顧客とのコミュニケーションを重視する

お客様の話をよく聞いた上で、原因や施術内容について詳しく説明し、納得してもらうことが重要です。

●知識や技術の向上に努める

常に知識や技術の向上に努めて顧客満足度を上げることで、口コミ評価が高まり、集客につながりやすくなります。

整骨院の起業時に重要なWeb集客について

整骨院の起業には、存在を周知するための「集客」が欠かせません。
さまざまな集客方法がありますが、起業時にはインターネットを活用した「Web集客」をおすすめします。
インターネット利用者が増加している現代では、Web集客の活用でより効果的な集客が期待できます。

Web集客には、次の種類があります。

・ホームページ
・ブログ
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・FacebookやTwitter、LINEなどSNS
・メルマガ配信

Web集客は、ターゲット層がよく利用している媒体を中心に情報発信することが大切です。

ホームページを活用すれば広告費の削減も可能

整骨院の起業時には、ホームページ制作も同時進行で行いましょう。
ホームページは、検索や広告で興味を持った人がより詳しい情報を得たり、問い合わせをしたりするために必要となります。

【ホームページのメリット】

・自院の特徴や魅力をアピールできる
・信頼度の向上やイメージアップ
・低コストで運営できるため広告費の削減も可能
・見込み客の獲得

ホームページを制作する際は、より多くの人にアクセスしてもらえるようにSEO対策をしっかり行う必要があります。
検索キーワードの設定やコンテンツの充実、定期的な更新などを心がけましょう。
自分で制作するのが難しい場合は、業者に依頼してみるのもよいかもしれません。

まとめ:整骨院の起業にチョット待った!起業前に知るべき必須事項!

整骨院の起業をスムーズに進めるには、事前に必要な知識を得ることが大切です。

整骨院の起業には柔道整復師の資格に加えて、施術管理者の要件を満たす必要があります。
自分が要件を満たしているか、確認しておきましょう。

起業の流れとしては、最初に整骨院のコンセプトを決めた上で資金計画や調達を行います。
自己資金とあわせて、日本政策金融公庫や銀行からの融資、親族からの援助も検討しましょう。
その後、エリアや物件選定、内外装工事、設備機器・備品の準備、スタッフの求人等を進めていきます。

また、整骨院の起業で成功するには、インターネット広告やSNS、ホームページなどのWeb集客が重要です。
SEO対策をしっかり行い、より効果的な集客を図りましょう。

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この記事を書いた人

森のアバター マーケティング責任者

SAISOKUを全力で運営している者です。
毎日ひたすら治療院Web集客のことを考えています。

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